こんにちは、ふみたです。
前回までの記事もご覧ください
高性能住宅に憧れつつも一条工務店(i-smart)は予算over
そんな時に規格住宅でコストパフォーマンスの良いi-smileという住宅商品を知る
性能も良いし太陽光発電によって月々の負担も少なく済みそう
前回までの記事ではこのような内容についてご紹介しました。
泉北ホームといよいよ契約か!?
という時に、一条工務店のi-smileという住宅商品を知った我々は
最初にお伺いした一条工務店の展示場の営業さんにi-smile専用のタブレットををお借りし
自宅でプランや仕様を選び、それを元に見積もりを作成してもらいました。
今回は、その時に頂いた見積もりや説明を参考にしながら
・i-smileに必要な費用
・i-smileにつけることができるオプションとその費用
・太陽光発電メリットのシミュレーションについて
についてご紹介します。
自身の予算でi-smileを建てられるか?
予算内でどのくらいのオプションを入れることができるか?
月々の支払いはいくらぐらいになるのか?
このような疑問を持った方のに役立ててもらえればと思います。
ぜひ最後までご覧ください。
i-smileに必要な費用
「建物購入費用」だけで建てることができる?
パンフレットに記載の「建物購入費用」だけで建てることができる?
追加でかかる費用は?
i-smileのパンフレットには
「建物購入費用 2500万円」
という記載があります。
注文住宅において、こういった費用の打ち出し方はメーカーによって様々で、実際に家を建てるために必要な金額とはかけ離れていることもあります。
土地に関する費用や登記費用や住宅ローン諸費用など、一条工務店に支払う費用以外のものは抜きにしたとして、
i-smileはこの2500万円だけで建てることができるのでしょうか?
私が頂いた見積もりを例に、それを探っていきたいと思います。
i-smileの見積もり
建物工事費用と太陽光発電システムの見積もり
まずは見積もりのメインの部分である、「建物工事費用」に記載の項目からご紹介します。
①建物本体工事 | 約109㎡ | 約1828万円 |
②建築申請その他 | 確認申請・長期優良住宅手続き諸費用 中間検査申請手数料 住宅瑕疵担保責任保険法人検査確認書 | 約41万円 |
③付帯屋外給排水等工事 | 仮設工事 屋外給水設備工事 屋外排水設備工事 屋外雨水設備工事 特別運搬費 | 約134万円 |
④標準仕様外工事 | オプション、別途記載 | 約243万円 |
⑤太陽光システム費用 | 約11kw+蓄電池7kw | 約203万円 |
①~⑤合計 | 約2449万円 | |
税込み合計 | 約2694万円 |
実際の見積もりはこのような記載になっています
この見積もりの中には本体工事費用以外にも、注文住宅を建てるのに必要な付帯工事費用や申請費用、i-smileには必須である太陽光システム費用なども記載されていることがわかります。
また、標準仕様外工事費用(オプション)も含まれていますが、この項目は施主が任意で選択するものなので一旦省きたいと思います。
その額を除くとi-smileの標準建物工事費用は税込みで約2427万円となります。
これならパンフレットに記載の2500万円に収まりますね!
では、これ以上の費用がかかるとすればどんな場合なのでしょうか?
建物の大きさ、太陽光発電容量による金額の違い
i-smileは4000通りもの中から希望のプランを選択しますが、プランによって建物の大きさと太陽光パネルの搭載量が異なります。
見積もりには選んだプランの床面積あたりの単価も記載されており、建物本体工事費用はそこから算出されています。
ですので選んだプランによっては上記の標準建物工事費用よりも高額となり、2500万円を超えてしまうプランもあるかもしれません。
それ以外に記載の項目
見積もりにはそれ以外に必要と思われる工事費用の項目も記載されています。
我々が頂いた見積もりの中に記載の
・設計報酬・申請料
・土地によっては必要となる工事費用
・標準外の電気工事費用
これらの項目についてご紹介します。
こちらは一条工務店と契約をする時に手付金として支払う分の中から清算をする項目についてです。
融資や登記に関する費用も含まれていますが、そんな中に設計報酬という項目があります。
i-smartで建てられた他の方のブログを見ると一律で約10万円ほどだそうですが、もしかすると規格が決まっていて打ち合わせ回数の少ないi-smileはもう少し低いのかもしれません。
また住宅性能保証、諸官庁手続き費用、長期優良住宅費用など、建物工事費用の中の「建築申請その他業務」に記載の項目と重複するような項目も含まれています。
諸々まとめて「参考価格」となっているので契約前に確認するのがよさそうです。
次に土地によっては必要となる工事費用についてです。
見積もりにはこういった注意書きがあります。
土地や現場までの道路状況によっては追加で費用がかかる場合がある、といった内容です。
特に
・地中に埋設物がある
・敷地と道路の高低差がある
・資材・車両置き場がない
・敷地までの運搬経路となる道路が狭い
・ガス・水道・電気が敷地まで来ていない
このような土地は追加で工事が必要になる場合があります。
この中には記載がないですが地盤改良工事も土地によっては必要となる工事の一つです。
これらの項目の工事は全員が必ず負担することになるわけではないですが、負担するとなった場合「高いからやらない」ということができない場合が多いです。
i-smileの場合に限りませんが、想定外の費用を支払うことにならないように、自身の土地のこと、これから選ぼうとする土地のことはしっかり把握しておく必要があります。
ちなみに我々の見積もりの中には付帯工事費用の中に30万円ほど「特別運搬費」がすでに入っていました。
そして最後に「電気工事追加費用」についてです。
これはスイッチやコンセントの追加、エアコン工事などによって発生する費用のようです。
規格の決まっているi-smileで、コンセントや照明などをどれだけ変更することができるかはわかりませんが、
内容によっては追加で費用がかかります。
これはどちらかというとオプションの一部といった感じでしょうか。
i-smileに必要な費用まとめ
これまでの内容を踏まえ、i-smileの建物工事に必要な費用をまとめます。
建物工事費用、太陽光発電システム費用合計(約109㎡、太陽光約11kw+蓄電池7kw):2427万円(税込み)※オプション除く
電気工事追加、設計報酬、その他申請等費用:約30万円(概算)
別途工事費:土地による
こういったことから、オプションと土地などの条件による追加工事を行う場合を除いて、i-smileの建物とその工事に関する費用は概ね、パンフレットに記載の2500万円以内に収めることも可能であると考えられます。
しかし、その額で建てられる標準仕様のお家が満足できるお家になるとは限りません。
規格住宅とはいえせっかく建てるお家ですから、できるだけ希望する設備や仕様を取り入れたいと思います。
そのためには標準以外の設備の変更や追加、いわゆるオプション費用が必要となります。
i-smileのオプション費用
これまではi-smileの標準仕様の価格を紹介してきましたが、それとは別でかかるオプション費用についてです。
標準仕様が建てたいお家のイメージや理想とかけ離れている場合は、オプションとして追加していくものも多く必要となるため、追加費用も高額になります。
i-smileにつけることができるオプションとその額を知ることで、オプション費用を含めた費用を把握することができます。
ということで、我々が選択したオプションとその費用をご紹介します。
構造・本体・断熱部分のオプション
網戸追加 | 約10万円 |
電動トリプルハニカムシェード追加 | 約25.5万円 |
布基礎→ベタ基礎変更 | 約30万円 |
標準タイル→ハイドロテクトタイル変更 | 約53万円 |
i-smileに限らず一条工務店の標準の基礎は布基礎となるようで、ベタ基礎が必要な場合は費用追加になります。
また網戸やカーテンも標準ではついていませんので、必要な場合はオプションでつける必要があります。
ハニカムシェードとハイドロテクトタイルは、せっかく一条工務店で建てるならなら…という気持ちで選択しました。
建物の大きさや窓の数など、プランによって金額は変わると思います。
水回り・住宅設備
カップボード追加 | 約27万円 |
浴室乾燥機追加 | 約5.5万円 |
食洗器:浅型→深型変更 | 約5万円 |
IH:標準→オールメタルIHクッキングヒーター変更 | 約8.5万円 |
キッチン水栓:標準→自動水栓・浄水器変更 | 約6万円 |
トイレ:標準→タンクレストイレ変更(1カ所) | 約12.5万円 |
住宅設備の標準仕様は少し物足りないかも…?という印象でした。
泉北ホームでアレコレ選べる標準仕様を見てきたせいかもしれません。
また、カップボードと浴室乾燥機はオプションで追加となります。
その他オプション
エアコン工事(1台・電気工事別途) | 約12万円 |
エコキュート:標準→上位機種変更(フルオート・370L) | 約9万円 |
玄関リモコンキー追加 | 約7万円 |
HEMS追加 | 約8.5万円 |
床下パントリー追加 | 約7.5万円 |
屋外・室内物干し追加 | 約1万円 |
エアコン設置はオプションとなります。電気工事を合わせると20万弱ほどになると思われます。
その他細かいものも含め、オプション金額は全部で約243万円となりました。
タブレットで選択する時には、あった方が良いかな~と思うものは金額の事はあまり気にせず、ポンポン追加していったような記憶があります。
i-smileを検討される方は、自身のお家に必要なオプションの選択をするのに役立てて頂ければと思います。
太陽光発電メリットによる月々の実質負担額
i-smileの費用についてご紹介してきましたが、
資金計画を立てる上で一番実感できる数値は月々いくら支払うかだと思います。
前回記事でも紹介しましたがi-smileは
太陽光パネルと蓄電池の設置が必須であり、そのメリットにより住宅の月々の実質負担額を減らすことができる
というのが大きな特徴です。
またパンフレットの表紙にも記載されている「月々4万円台~」を叶えるのにも太陽光発電のメリットは不可欠です。
そのため、i-smileの見積もりと合わせて太陽光発電によるメリット額と、それを差し引いた月々の実質負担額のシミュレーションを提示してくれます。
こちらは搭載する太陽光発電システムと居住地域の日照データと、10年ごとの年間のメリット額のシミュレーションです。
我々の場合の太陽光システムの仕様は、太陽光:約11kw+蓄電池:7kwでした。
10年目までは売電額が大きくメリット総額も多いです。
11年目以降は売電単価が下がるため、売電よりも太陽光発電による電力を消費と蓄電優先にします。
そのため売電額は半分以下に下がりますが、蓄電池によるメリットが増えます。
11年目以降のメリット総額は10年目までのメリットと比べて大体65%くらいになるようです。
30年間のメリット総額は約668万円にもなります。
機器の修理や交換等のメンテナンス費用がかかることも考慮しなければいけません。
また、このメリット額を見積もりから想定した住宅ローンの返済額から差し引いた、月々の実質負担額も記載されています。
このように、10年ごとの月々の実質負担額が記載されています。
こうして見ることで月々の収支と照らし合わせやすいですし、賃貸暮らしの方は今の住まいの月々の家賃と比べることもできます。
i-smileを検討される方は、自身の借入額を想定しながら月々の実質負担額をイメージするのに参考にしてください。
ちなみに一条工務店の太陽光発電システム費用の返済方法は2パターンあるようです。
太陽光発電システムの費用は他の住宅費用と同様に住宅ローンで賄う。
発電メリットは最初から全額収入となる。
太陽光発電システムの費用は一条工務店とのローン契約により賄う。
発電メリットは約10年間その返済に充てられ、完済以後は全額収入となる。
詳しくは実際にこれらプランで設置された方のブログ等でご覧ください
まとめ
i-smileの標準建物工事費用は付帯工事費や太陽光の分も含めて、パンフレットに記載の2500万円ぐらいで収まりそう
床面積、太陽光発電容量が多い場合はその分高額になる
土地の条件などによっては見積もりには記載のない追加工事費用がかかる可能性も
標準仕様で満足できなさそうなものはオプションとして追加
メリット額は最初の10年:約25000円/月、それ以降:約15000円/月、30年で約668万円の試算
メンテナンスや交換のリスクが伴うことも留意する
今回は、i-smileの価格と太陽光発電メリットによる月々の実質負担額についてご紹介しました。
さて、
一条工務店からこの見積もりと説明を受けた我々ですが、
結果的に泉北ホームと契約するに至りました。
ということで次回、
i-smileにしなかった理由を泉北ホームとの比較を交えてご紹介します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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