こんにちは、ふみたです。
前回の記事です
一条工務店と出会い、高性能住宅に憧れを持つ
断熱・気密の大切さに気付き、そこに重きをおいた住宅メーカーを10社近く検討
やはり一条工務店に憧れがあるが予算的に難しいかも・・・と思ったその時!
泉北ホームでほぼ決定かな…と思っていたその時に届いた一条工務店からの案内
月々4万円台から・・・というキャッチコピーから建売住宅のチラシかと思いましたが、まぎれもなく一条工務店の住宅商品です。
中を見てみると、この住宅商品の特徴が書いてあります。
一条工務店のホームページにはi-smartやi-cubeなどのiシリーズや、セゾンシリーズなどの住宅商品のラインナップが並んでいますが、i-smileはこちらには掲載されていません。
ネットで検索する、もしくは広告などから以下のページを閲覧する事ができます。
ここにたどり着かずi-smileという商品を知らなかった、という方もおられるのではないでしょうか。
モデルハウスに見学にいった私も、その約4ヶ月後にパンフレットが届くまでi-smileの事は知りませんでした。
そこで今回は
・i-smileの大きな特徴2点
・i-smartとの違い
についてご紹介します。
詳しい費用などについては別の記事でご紹介します。
i-smileとは?
一条工務店のブランドイメージである「性能」は備えつつ、従来商品と比べて少ない支払いで建てることができる住宅商品です。
パンフレットの記載によるとi-smileの「建物購入費用」は2500万円ほどだそうです。
i-smileの大きな特徴は主に2つあると考えます。
規格住宅
太陽光パネル&蓄電池の設置が必須
この2つの特徴を軸にご紹介していきます。
i-smileは一条工務店の規格住宅
i-smileが性能を備えつつコストを下げることができる一番の理由は、何通りかのプランから選択するいわゆる規格住宅というところです。
一般的に規格住宅は注文住宅と比べて
・効率よく資材を使う事が出来る
・専用の設計、プランニングが要らない
こういった事により少ないコストでお家づくりをすることができます。
次にi-smileの家づくりの手順を紹介します。
専用タブレットを使って自宅でプランや仕様の選択をする
i-smileの家づくりは専用のタブレット上で行われます。
プランは4000通りもあるということなので、さぞ悩むことかと思ってしまいますが、
間口の方角、階数、お家の広さ等で絞り、さらに土地形状に合うもの、外せない希望などを加味していくと、意外と数通りまで絞られます。
プランは「1Fはリビングと洗面、お風呂、トイレ、2Fは居室が3つ」・・・というようなオーソドックスなプランももちろんありますが、中には吹き抜けやユーティリティなどを備えたプランもあります。
タブレットで基本プラン選択をしたら次は内装、外装を数種類から選択します。
床や室内扉の色、外壁の色などがそれぞれ3種類ほどあったと思います。
さらに、設備の仕様やオプションもタブレットで選択することが出来ます。
これらが完了すると、建物本体価格とオプションの金額がタブレット上に表示されます。
打ち合わせの回数が少ない
タブレットでプランを選んだらそれを元に2回の打ち合わせを行います。
打ち合わせの流れや内容は検討していた当時の営業さんに教えてもらいました。
1回目の打ち合わせでは、選んだプランや仕様が土地条件に合わないものになっていないか、意向に沿った仕様になっているかを確認するようです。
せっかく選んだプランのお家を建てることができなかったり、問題点があったりする場合があるため、その確認やアドバイスを受けることができます。
迷っていること、悩んでいることはこの打ち合わせの時に確認すると良いでしょう。
2回目の打ち合わせはパンフレットにも記載があるように、最終確認が主になるようです。
タブレットでの選択時や1回目の打ち合わせ時に決めかねていたことは、この2回目の打ち合わせの時点では決めている必要があります。
このようにi-smileの打ち合わせは回数も少なく非常にシンプルです。
このシンプルさがi-smileを低コストで提供するための要となります。
i-smileは太陽光パネルと蓄電池の設置が必須
このように、i-smileは規格住宅であることのメリットや独自のプランニング方法で低コストなお家をつくることができますが、
それでも住宅メーカーによっては同じくらいの価格で、自由にお家づくりができる注文住宅商品を購入できるところもあります。
同じぐらいの価格なら間取りや設備を自由に選べたほうが良いなぁ…
一条工務店にはさらに、そういった住宅メーカーとの差別化ができるオリジナルの太陽光発電システムがあります。
大容量の太陽光発電による売電と電気代の節約などのメリットで、月々の実質負担費用が少なくなる
一条工務店の太陽光発電システムはこの画像のように、屋根一体型で大容量の発電が可能なもので有名ですが、
i-smileはこの太陽光発電システムと蓄電池の設置が必須となります。
パンフレットによると太陽光発電と蓄電池によるメリット約26000円を得ることができ、それによって住宅ローンの実質負担が4万円台になるという試算が紹介されています。
大容量の太陽光パネルを低コストで乗せることができ、この価格帯の住宅でも断熱性能に優れている一条工務店だからこそ、ここまで効率的に太陽光発電と蓄電池を運用することができます。
このように他ではマネできない方法で、快適で環境にも優しい住宅を金銭的な負担も少なく持つことができます。
i-smartとの違いは?
このようなi-smileですが、やはり同じ一条工務店の主力商品であるi-smartと比べると数百万円の価格差があります。
i-smileの価格についてはわかったけど、i-smartとはなんでこんなに差があるの?
性能の差が著しい・・・なんてことはない?
こういった疑問についてご紹介します。
断熱工法の違い
一条工務店といえば全国展開している住宅メーカーではトップクラスの断熱性能を備えている住宅であることは言うまでもありません。
特に断熱工法においては、140mmの断熱に加え50mmの付加断熱を備えた、いわゆる内外ダブル断熱という工法により、高い断熱性能を誇ります。
i-smartがこのダブル断熱を標準仕様としているのに対し、i-smileは内側の140mmの断熱のみとなります。
当然、i-smartの断熱工法と比べると劣ってしまうのですが、
一条工務店で使用している、この高性能ウレタンフォーム断熱材の断熱性能を一般的なグラスウールで行おうと思うと倍の厚みが必要となるそうです。
そんなに分厚い壁は現実的ではないため、i-smileと一般的な住宅の壁の断熱性能を比べると倍ほど違うという事になります。
一般的な木造軸組工法の住宅の場合、断熱材の厚みは105mmです
ちなみにi-smileとi-smartでは、標準となる窓も違うのですが、
キャンペーンによりの強化ガラス採用トリプル樹脂サッシが標準となるようです。
キャンペーン外だとペアガラスになるようなのでこれを逃す手は無いですね。
総じて、i-smileの断熱性能はUA値=約0.30前後となるようで、東北以北や積雪地域以外の地域においてHEAT20のG2を超えるレベルです。
このことからi-smileであっても十分高性能な住宅を実現できることがわかります。
ちなみにi-smartならUA値=0.25前後となり日本のどこに建ててもG2を超えられます。
設備グレードの違い
一条工務店といえばキッチンや浴室などがオリジナル商品であることも有名ですが、
i-smartとi-smileでは選ぶことができるものが違うようです。
一条の住宅設備は
・i-スマート
・i-クオリティ
・i-スタンダード
の3種(グレード)に分類されるようなのですが、i-smartであればどれでも選択可能なのに対し、i-smileはi-スタンダードの1種だけだそうです。
まとめ
コストを抑えることができる規格住宅
太陽光発電&蓄電池によるメリットで、月々の実質支払額を抑えることができる
一般的な住宅と比べて高い断熱・気密性能を備える
打ち合わせ回数は少ないがタブレット端末により自宅でじっくり仕様を選ぶことができる
i-smart | i-smile | |
---|---|---|
建物プラン | 自由設計 | 規格から選択 |
断熱工法 | ダブル断熱 | シングル断熱 |
窓 | 樹脂サッシトリプルガラス | 樹脂サッシトリプルガラス (キャンペーン) |
住宅設備 | 3種類 | 1種類 |
全館床暖房 | 標準 | 標準 |
ロスガード90 | 標準 | 標準 |
ハイドロテクトタイル | オプション | オプション |
耐震性能 | 耐震等級3 | 耐震等級3 |
太陽光発電 | 任意 | 必須 |
今回は一条工務店のi-smileについてご紹介しました。
決断間際に、このような性能も価格も魅力的なi-smileが出てきたことで、我が家の住宅計画も少し混乱することになります。
優柔不断な我々にとっては大問題!
次回は我々がとってもらった見積もりを元に、i-smileを建てるうえで実際にかかる費用などをご紹介したいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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